ビーツは地中海沿岸が原産とされるアカザ科根菜です。
砂糖の原料しても知られるテンサイも同種で、ショ糖を多く含んでいるので、野菜の中では甘さの王様といったところでしょうか。
ロシア料理のボルシチで使われることでお馴染みの〝ビーツ〟
“食べる輸血”や〝奇跡の野菜〟などと言われるほど栄養豊富。
ボルシチは、熱々でいただくことで、ロシアの厳しい冬を乗り切るための健康増進料理だったのでしょう。
このように、ビーツは〝スーパーフード〟とかも言われています。
ヨーロッパでは昔から健康食材として当たり前のように認知されていましたし、
古代ローマ人は、発熱や便秘など治療にもビーツを使ったと言われています。
根の部分は小かぶ程の大きさで、輪切りにすると綺麗な年輪のような模様が出ます。
品種や栽培環境などによっては白い部分があったり、全体に濃い赤紫の物だったり、黄色やオレンジのがあったり…
そんなビーツの色なのですが、赤い色素=〝ベタシアニン〟黄色の色素=〝ベタキサンチン〟のバランスで発色しており、この2つの色素の総称して〝ベタライン色素〟と呼び、高い抗酸化作用を誇ります。(黄色の色素が強いと黄色やオレンジ色の品種になります)
また、ビーツには「NO(一酸化窒素)」が豊富に含まれていていて、話題となっています。
NO(一酸化窒素)は、血行を改善すると同時に、血管をやわらかくする働きにより、血栓の発生を防ぐと言われており、これが動脈硬化の予防につながります。
そして血行改善により、持久力アップや疲労回復効果も期待でき、基礎代謝の向上にもつながるので、ダイエット効果もまで期待できるというのです。
そんな他の野菜にはあまり含まれていない希少かつ貴重な栄養素を多く含むビーツが〝スーパーフード〟として脚光を浴びるのは、ごく当たり前のことなのです。
《ビーツの健康効果》
■むくみの解消、高血圧の予防
■動脈硬化の予防
■抗酸化作用によるがんの予防
■腸内環境を整える
■肝機能を高める などなど
この野菜の詳しくは↓
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/Beet.htm
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